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カスタマサクセスストーリー

Rabbit製品により海上の船舶の位置を保持

海洋調査船やリグは、公海で極めて正確な方位や位置を得るために高価な設備が必要です。集められるデータは安全な航路を作成するのに用いられるため、地図作成と調査の業務には安定したナビゲーションが重要となります。指北の光ファイバージャイロコンパスのような専門機器は、調査船が海洋調査任務を行う間、正確な位置と方位を維持する助けとなります。機械式ジャイロは、たとえ船の方向が不安定な開水域で急に変わったとしても、コンパスが北を指し続けるのに使われます。

Geonav Marine Systems社は、海洋エレクトロニクスと海上測位システムの開発を専門としています。GPSや光ファイバー技術、Rabbit製品を使用して、同社はカスタマに手頃な価格で精度と信頼性の高いポジショニング技術を提供します。

「私たちは、GPS方位センサを光ファイバーレートジャイロと融合したシステムを構築しようとしました。性能は、極めて高価な指北光ファイバーおよびリングレーザージャイロに近く、しかし価格は上質な機械式ジャイロに近い装置を開発することが目的でした」と、Geonav社のラッセル・モートン氏は話しています。

Geonav社のI-Compassシステムは、MPUにRabbitCoreモジュールを搭載した異なるキーコンポーネントから構成されます。このシステムは、4つのRabbitCore® RCM3600と1つのPowerCore 3800を採用し、2つの外部NEMA4ボックスに重要なコンポーネントが格納されています。1つめのボックスはRCM 3600とGPS方位センサを搭載したリモートGPSモジュールで、RS-232接続で取り付けられます。オプションの磁気センサは、GPSが長期停止した場合、北方位に誘導させる一助となります。2つめのボックスは、リモートジャイロモジュールで、RCM3600、光ファイバージャイロスコープ(FOG)、ピッチ/ロールセンサを備えています。これらの装置は、RS-232接続経由でも実装できます。2つのRCM3600モジュールは、RS-422接続を使ったI-Compassに格納されたPowerCore 3800に接続されます。接続は、設備によっては最長150フィート(45m)まで可能です。

調査業務の間、GPS方位センサは、真北の位置を探し出します。FOGはシステムの安定性を提供し、突然の移動や方向変化を把握します。その情報はRCM3600モジュールで収集されPowerCore3800に送信、ここでデータは処理されコンパス情報がディスプレイに送られます。処理されたデータはもう1つのRCM3600モジュールにも送信され、他のナビゲーション機器への接続のために、4つのRS-232やRS-422システムポートが提供されます。

I-Compassシステムは、相対的な方位装置から真北方位センサまでを速度コンパスに変換するために、絶対的方位値を利用します。自律GPS方位センサより高レベルの安定性を提供し、データ遮断のない1秒あたり100度までのターン率の処理能力もあります。初期設計において、Geonav社はI-Compassアプリケーション向けの組込みPCを検討しました。

「私たちは、I/O向けプロセッサの外部サポートを備えた組込みPCの提案を探していました。ハードウェアの観点からはそれは複雑であり、私たちが求めるデータレートは満たされませんでした。私たちはまた、太陽光でも読みやすいだけでく、夜間でも視認できる真空蛍光ディスプレイの使用を望んでいました。これには、PCで対応が難しい独自のインタフェースが必要となりました」と、モートン氏は話しています。

プロジェクトの複雑さは、本格的な処理能力を必要としましたが、しかしながら低コストである必要もありました。Geonav社は、Rabbit RCM3600とPowerCore 3800に理想的なソリューションを見出したのです。

「私たちのシステムの複雑さと要求される処理スループットから、複数のプロセッサを使うことは理にかなったことでした。私たちは結局、4つのRabbit 3000ベースのコアモジュールおよび、メインディスプレイと計算機能向けの1つのより高性能な中枢コアモジュールを使うことになりました。このコアモジュールの価格性能比は、このアーキテクチャをとりわけ実用的なものにしました」(モートン氏)。

I-Compassは、1秒につき100回の方位の相対的変更を出力するFOGの値を提供する必要がありました。出力はトータルの方位の値を正確に得るために集約されねばならず、PCではこの操作を処理することはできませんでした。RabbitのDynamic C®統合開発環境は、Geonav社にRabbit® 3000ベースのシステムを用意かつ迅速に設計する能力を与えました。

Rabbitを採用するというGeonav社の決定は、カスタマに対して広範なテクニカルサポートとコンサルタントが提供されていることによって確固としたものになりました。

モートン氏は次のように話しています。「PC版のRabbit 3000に関する最初の経験では、
不明点があったとき、Rabbitから素晴らしいテクニカルサポートが提供されました。これは、トレーニングセミナーに参加した後により強まりました。私たちは何人かのRabbitのコンサルタントと話をし、プロジェクトで援助を求めたい一般的な質問を出しました。私たちは、その反応から、開発の支援を得られることに自信を持ちました」。

最初の提案として、I-Compassは、船位保持と建設工事を実現する海底油田事業向けに適合されます。その後のバージョンでは、代替方位センサなどの自動船位保持業界、ならびに、将来的にはドック入れのような低速操作を行う大型船に対応します。アプリケーションはI-Compass向けに開発され、Rabbitは決められた位置に船舶を維持するための信頼性の高い製品とサービスを提供し続けます。

Geonav社の詳細は、www.geonav.comをご参照ください。

"このコアモジュールの価格性能比は、このアーキテクチャをとりわけ実用的なものにしました"
―Geonav Marine Systems、ラッセル・モートン氏

 

紹介製品:
RabbitCore® RCM3600
Dynamic C®
 

 

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